旬の青梅を使って、子どもといっしょに季節の手しごと。梅シロップは、梅を洗う、へたをとる、瓶に詰める、といったシンプルなお手伝いで、保存食作りの流れを体験しながら学べます。できあがっていくまでの様子を観察すれば、子どもにとって忘れられない“初夏の思い出”になるはず。
はじめに手をしっかり洗い、青梅と花見糖(砂糖)1:1(青梅500gに対し、花見糖500gなど)を用意。子どもが青梅を持ったら、「どんな形?香り?」「どっちの梅が大きい?」など、声かけをして青梅を観察してみましょう。つぎに流水で洗ってざるにあげ、清潔なふきん、またはキッチンペーパーで1粒ずつ水けをふきます。
青梅を洗うときは、実に傷が付かないように「やさしくね」「なでなでしよう」と声をかけ、傷が付いている実はおとなが取りのぞいて。また、生の青梅は子どもがあやまってそのまま口にしないように気をつけましょう。
ようじを使って青梅のへた(なり口)を取り、なり口部分に水けが残っていたらもう一度ふきましょう。へたを取るときは、へたの境目に軽くようじを入れ、くいっと上にあげるのがポイント。まずはおとながお手本を見せ、子どもだけではむずかしそうなら、サポートしてあげて。全てのへたを取ったらチャック付き袋などに入れ、口をしっかり閉じて冷凍室で半日以上かけて凍らせます。
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あらかじめおとながきれいに洗って消毒し、乾かしておいた保存びんに、青梅と花見糖を交互に入れましょう。「この砂糖がだんだん溶けて、シロップになるんだよ」と、できあがりのイメージを話してみて。最後は花見糖で表面をおおい、冷暗所において保存し、1日数回ゆすって全体をなじませましょう。
1週間ほどたって花見糖が溶けきったら完成!花見糖の代わりに氷砂糖を使ったり、輪切りにしたレモンを入れると、可愛らしい見た目に。また、1Lの小さい保存びんで作れば、子どもが両手で持ってゆするのも簡単♪