冷凍梅で作る減塩梅干し

梅を凍らせてから漬け込めば、梅酢が上がりやすいので失敗しにくい! 塩分も抑えられて(8~10%)仕上がりはやわらかと、いいことづくしです。
※だいどこログで紹介している定番の「梅干し」レシピは塩分13%

材料【作りやすい分量】

【塩のみで漬ける場合】
1kg(黄色く熟したもの)
80~100g(梅の重さの8~10%)
焼酎(35度以上のもの) 1/4カップ
【氷砂糖を使う場合】(酸っぱさがやわらぎ食べやすくなります)
黄梅 1kg(黄色く熟したもの)
80~100g(梅の重さの8~10%)
氷砂糖 150g(梅の重さの15%)
焼酎(35度以上のもの) 1/4カップ
【準備するもの】※共通
盆ざる(大きめのもの)または干しかご
保存容器(ガラスやホーロー製の密閉容器)
チャック付き袋
重石(梅と同じ重さ~梅の1.5倍の重さ)
竹串またはようじ(数本)
ふきん
注文できる材料

作り方

1
梅は流水で洗い、ざるにあげて水けをきる。
point
傷が深く付いている実は、傷みやすいので取り除く。皮の表面が茶色くなっている程度ならOK。

*梅がまだかたい場合は追熟を
梅が全体に黄色く、さわってみてわずかにやわらかく感じられたら漬けどき。また、梅のよい香りがすることも目安のひとつです。まだかたいようなら、ざるかダンボール箱などに移し、室内の風通しのよいところに置いて追熟してから漬け込みます。
2
梅に傷を付けないようにして、竹串またはようじでへた(なり口)をとり、清潔なふきんで充分に水けをふき取る。なり口部分の水けもふく。
point
水分があるとカビの原因になるので、ふきんがぬれてきたら新しいものに替える。
3
チャック付き袋に(2)を入れ、冷凍室でひと晩以上凍らせる。
point
凍らせると果肉の組織が壊れ、梅のエキスがしみ出しやすくなります。
4
(3)の袋を冷凍室から取り出し、焼酎、塩を加え、全体にまぶす。全体を平らにし、空気を抜きながら口を閉じ、密封状態にする。
point
氷砂糖を入れる場合は、塩全量と氷砂糖のおよそ1/3量(50g)を混ぜて入れる。2~3日後に水分(白梅酢)が出てきたら、残りの氷砂糖を加える。
5
(4)をバットなどにのせ、重石をのせる。日が当たらず、温度変化の少ない場所に1週間ほどおく。その後は冷蔵室へ移し、土用干しまで保管する。
※梅酢につかっていない部分がカビやすくなるので、1日に数回、袋をゆすって上下を返してください。
※3日目ごろから、梅の実がつぶれないように、重石を半分にします。
※室温が高い場合や、万が一途中で泡が出てきた場合は、土用干しまで冷蔵室に入れてください。
point
重石(塩袋や、本などでもOK)は、よく熟した梅なら梅と同じ重さのものを。梅がやや青い場合は、1.5倍がおすすめです。
6
漬けてから1カ月ほどたった土用(7月下旬~8月上旬)のころ、晴天の続く日を選び、ざるやすだれなどに並べて、日が当たり風通しのよい場所に梅を干す。3日かけて3~4回表裏を返す。1日目と2日目は、朝出して、夜は家の中へ。3日目は朝出して翌朝までおき、夜露に当てる。
梅酢は除菌した保存容器に入れ、冷暗所で保存し、半年~1年ほどを目安に使いきる。
※土用干しの効果は、肉崩れ防止と風味、肉質をよくすること。梅に触れるときは、必ず手洗いをして。
※地面に直接置かず、台などにのせて干すとよい。マンションなどの場合は、盆ざるにひもを通してベランダなどに吊るして、風通しよく。
※梅雨が長引くなど土用干しができない場合は、そのまま漬けて「梅漬け」にしても。すぐに食べることもできますが、さらに1カ月ほどおくと塩けがマイルドに。
point
土用干しの期間は天候や梅の実の大きさによっても異なり、2日で干し上がりの場合もあります。状態を見て仕上がりを判断してください。
表面が乾いて、皮を薄くつまめるようになったらでき上がりの目安。そのまま夜露に当てて、翌朝取り込んでください。
また、土用干しをせずに、梅酢に漬けたままの状態でも「梅漬け」としておいしく食べられます。
7
干し上がったら清潔な保存容器に詰める。
*梅酢は万能調味料として使えます。また防腐効果があるので、ごはんを炊くときに少量入れても。
梅酢を使ったレシピはこちら>

*梅干し「よくある質問」はこちら>
梅しごとレシピ

注文できる材料

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