梅のポタポタ漬け
梅が干し上がってから、もうひと手間。赤く染まった果肉は甘くてしっとり、食べやすさ抜群。
材料【作りやすい分量】
梅 | 1kg(黄色く熟したもの) |
---|---|
塩 | 140g(梅の重さの14%) |
砂糖 | 280g |
酢 | 1/2カップ |
もみしそ | 100g |
※梅3kgで作る場合は、各材料を3倍量にして仕込んでください。 | |
【準備するもの】 | |
漬け込み容器(梅の約1.8倍の容量のものを。酸や塩分に強いホーローや陶器製) | |
重石(梅の2倍の重さ) | |
落としぶた(丈夫な材質の平皿などでもよい) | |
盆ざる(直径約20cmの大きめのもの)または干しかご | |
保存びん(ガラス製の密閉容器など) | |
竹串またはようじ(数本) | |
ふきん | |
紙とひも(新聞紙や麻ひもなど、家にあるものでOK) |
作り方
1
【下準備】
●使用する道具は、よく洗ったあと熱湯をかけて消毒し、乾かす。容器はさらに焼酎を注いで全体に行き渡らせ、除菌をする。梅の除菌に使用するため、焼酎は捨てずにとっておく。容器に少々焼酎が残っていても大丈夫。保存びんなどガラス製の容器は、破損を避けるため、よく洗って乾かしたあと、焼酎を注ぎ入れて除菌する。
●使用する道具は、よく洗ったあと熱湯をかけて消毒し、乾かす。容器はさらに焼酎を注いで全体に行き渡らせ、除菌をする。梅の除菌に使用するため、焼酎は捨てずにとっておく。容器に少々焼酎が残っていても大丈夫。保存びんなどガラス製の容器は、破損を避けるため、よく洗って乾かしたあと、焼酎を注ぎ入れて除菌する。
*梅がまだかたい場合は追熟を
梅が全体に黄色く、さわってみてわずかにやわらかく感じられたら漬けどき。また、梅のよい香りがすることも目安のひとつです。まだかたいようなら、ざるかダンボール箱などに移し、室内の風通しのよいところに置いて追熟してから漬け込みます。
梅が全体に黄色く、さわってみてわずかにやわらかく感じられたら漬けどき。また、梅のよい香りがすることも目安のひとつです。まだかたいようなら、ざるかダンボール箱などに移し、室内の風通しのよいところに置いて追熟してから漬け込みます。
2
梅は流水で洗い、ざるにあげて水けをきる。
傷が深く付いている実は、傷みやすいので取り除く。皮の表面が茶色くなっている程度ならOK。
3
梅に傷を付けないようにして、竹串またはようじでへた(なり口)をとり、清潔なふきんで充分に水けをふき取る。なり口部分もふく。
水分があるとカビの原因になるので、ふきんがぬれてきたら新しいものに替える。
4
除菌した漬け込み容器に塩(少々)をふり、梅と塩を交互に重ね入れ、最後に塩で表面を覆う。落としぶたをして、あらかじめ準備した重石をのせる。
5
ごみや虫などをさけ、光をさえぎるため、紙ぶたをして口をひもでしばり、日が当たらず、温度変化の少ない場所で保存し、1週間以上漬ける。
1日1回、保存びんを斜めにして水けを行き渡らせると、梅酢が上がりやすくなります。
6
土用(7月下旬~8月上旬)のころ、晴天の続く日を選び、ざるやすだれなどに並べて、日が当たり風通しのよい場所に梅を干す。3日かけて3~4回表裏を返す。1日目と2日目は、朝出して、夜は家の中へ。3日目は朝出して翌朝までおき、夜露に当てる。
梅酢は除菌したびんに入れ、びんごと丸1日、日に当ててから冷暗所で保存し、半年~1年ほどを目安に使いきる。
*梅酢は万能調味料として使えます。また防腐効果があるので、ごはんを炊くときに少量入れても。
梅酢を使ったレシピはこちら>
*梅酢は万能調味料として使えます。また防腐効果があるので、ごはんを炊くときに少量入れても。
梅酢を使ったレシピはこちら>
7
耐熱性のボウルに(6)の梅を入れ、たっぷりの熱湯をかけ、2時間ほど浸して塩抜きする。
8
ざるにあげて水けをきり、清潔なふきんで充分に水けをふき取る。なり口部分もふく。
9
除菌した保存びんに、(8)、砂糖、『もみしそ』を交互に重ね入れて酢を注ぎ、1カ月ほど漬ける。